計画は第二段階に移行する時期か・・・ [DD全般]
くわ〜〜、すっかり夏の一日です。梅雨明けも間近かと・・・
そんな中、色移りした太ももパーツの漂白実験は丸一週間になります
う〜〜ん、やはり進行具合ははかばかしくないようです。今の条件ではこのあたりが限界なのか・・・
で、ここでくじけてはおもしろくないので、第二段階へ移行しようと思います。すなわち、より過酷な条件への移行です。
ちょっと蘊蓄を書きますねw
え〜〜、今回の漂白実験の主な原理は活性酸素による色素の分解です。まあ、染み抜きの基本原理ですね。で、これは間違いなく化学反応です。
あ、けして難しいことではなく、たとえば人の身体の中では化学反応が無数に起こってます。今これを読んでいる方も、言うなれば精密な化学工場の集大成みたいなものですからw
で、化学反応には反応の起こる「閾値」と「反応速度」という二つの因子があります。
「閾値」というのは、それ以下のエネルギーでは反応が起こらない最低限のエネルギーレベルのこと、この場合で言えば初期のひどい色移りをある程度まで低減するのに必要なエネルギーはあったけど、ここへ来てそれが限界に達した可能性があること・・・と言うことです。
「反応速度」というのは文字通り反応の進む早さ、ひどい色移りの時は早かったけど、徐々に速度が落ちて目に見えて進んでいない状態になっているのが今なのかもしれません。
閾値はエネルギーを与えることで突破できますし、反応速度も同じです。エネルギーにはいろいろなものがありますが、きわめて単純なのが熱、すなわち暖めることですね。
通常、化学反応の速度は温度が10℃あがると倍になるとされています。もちろんこれは非常におおざっぱな話なのですが・・・、ですから今液の温度が20℃とすると、これをたとえば80℃にすると2の6乗倍、すなわち64倍になるという計算です。
閾値の突破はなかなか計算通りでは無いですが、エネルギーとしてはほぼ等価と考えられます。
じゃあ、と言うことでこの液を鍋に移して火にかける・・・・なんてことをしてはいけません。
今回の反応種である活性酸素の元は過酸化水素、過酸化物というのは程度の大小はあっても危険な代物で、爆発性があります。例のリムーブジットの主成分(?)らしい過酸化ベンゾイルは、ちょっとした衝撃でも爆発し、工場ひとつ吹っ飛ばすぐらいです。
3%程度の過酸化水素にそこまでの危険性はありませんが、直に火にかけると局所ではかなりの高温になるはずなのでなにが起こるかわかりません。
ここは慎重に手を加えるべきでしょうね・・・・
と言うことで、具体策は次回又ご紹介したいと思います。
でわ〜〜^^
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