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黄変を考える [DD全般]

明日はドレスフェア、立川は・・・抽選開始は9:30、いつもとほぼ変わらないようですのでスケジュールも同じかな?

 

さて、昨日の記事へ鉄模さんからコメントをいただいたので、つたないながらそのあたりを考えてみようかと・・・

つまり、溶けるほど強力な薬品だったのに色移りしたのは変わらなかった、その理由です。

 

まず、ウレタンの黄変ですが、その理由は様々とされてますがその中で有力なのが硬化剤であるイソシアネートの変質、コレが黄変を招くとされています。

ウレタンはポリオールとイソシアネートが反応してウレタン結合を作り、コレが長くなって樹脂になることでできあがります。ポリオールは比較的安定な物質ですが、イソシアネートはとても反応性に富んでいて不安定なものです。
一般には1:1でこの二つが反応するわけですが、100%反応が起こるわけではなく必ず微量ながら残留します。で、この残ったイソシアネートが空気中の水分や紫外線で徐々に分解や反応などをおこして、その際に樹脂全体が黄色くなると言うわけです。

一方、漂白剤とは基本的に酸化物質、ものを酸化させる成分でできています。塩素系の次亜塩素酸ソーダ(=塩素)や酸素系のオゾンあるいは過酸化物は、みな酸化剤です。

どうして漂白できるか?、それはこの酸化作用で樹脂中の黄変物質を分解するからではないか、と考えられます。黄変物質はだいたい分子量の大きなものですから、これを酸化作用でぶちぶち切って小さなものにする、イメージとしてはこんな感じです。

ところで、活性炭を使って水を透明にすることがありますが、コレは作用が全く異なり化学反応ではなく物理的な吸着力を利用したものです。いわゆる「くっつけてとる」というやつですね。

で、なぜ色移りは解消されなかったのか、コレは染料が酸化で分解できなかったからじゃないかと思います。漂白剤に使われる程度の酸化剤で分解できる構造には限界があります。ウレタン結合のような分解しやすいものでないと無理ですね。それでも限界はありますが・・・
世の中にはもっと強力な酸化剤はいくらでもありますが、そんなものを使うとウレタンそのものがやられてしまいます。合成の世界ではそういったものを使いますが^^

 

さてここで豆知識、酸素系の漂白剤と塩素系の漂白剤、コレを混ぜると大変ことが・・・そうです、皆さんもよくご存じの有毒な塩素ガスが発生します。その昔、毒ガスとして使われたくらいですからその危険度は・・・、コレは酸とアルカリの反応によるものです。

ところで、青酸カリってご存じですか?、あの帝銀事件にも使われた毒物ですが、ロシアの有名な怪僧ラスプーチンは青酸カリの入った食事を食べても死ななかったと言われています。それはなぜか・・・コレも様々に言われてますが、彼が無胃酸症、すなわち胃袋に酸がなかったからでは無いかという説があります。

青酸カリって実はアルカリ、コレに酸が働くことで猛毒のシアンガスが発生しコレが血液中のヘモグロビンと結合して死に至ります。青酸カリそのものは安定な物質です。毒物ですが^^;、つまり酸がなければシアンガスが出てこず、結果として死に至ることもないと言うことです。

今日は文字だけのブログでしたが、たまには良いかなと・・・・

ちなみにSDのキャストもウレタンです。ですので・・・・・w


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コメント 2

夢卯眠

スレ違いだけどサンダルってさぁ、SD16対応って書いてあるけど少し大きめなのかな?

by 夢卯眠 (2010-09-18 10:41) 

FetishRoom_Master

>夢卯眠さん 
大きさはさほど変わらないと・・・
ヒール足に合う角度だとか??


by FetishRoom_Master (2010-09-18 19:47) 

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